先週は、

鎮痛剤のお話しをさせて頂きました。

気軽に、

鎮痛剤を服用していると、

痛みに対する耐性ができず、

肉体的にも、

メンタル的にも、

痛みの閾値が下がり、

痛みに耐えにくくなります。

なぜ、

そんなお話しを?

それは、

「前駆陣痛」について、

お話ししたかったからです。

あなたは、

「前駆陣痛」というのを、

ご存知ですか?

「前駆陣痛」(前陣痛)とは、

「分娩の数日、

または十数日前になると

長い間隔をもって

弱い子宮収縮が起こり、

仙痛・腰痛および

下腹部の緊張感を伴う。

多くは一旦中止し、

その後、

数日以内に真の分娩陣痛が

始まるのが常である。

ときに、

これが分娩陣痛に移行する時がある。

前陣痛によって

しばしば子宮頚が短縮し、

頸管が開大することがあるから

一名準備陣痛と呼ぶ。」

(「最新産科学(正常編)」より)

とあり、

分娩の本陣痛が始まる前に起こる、

分娩の準備のための、

弱い陣痛を言います。

なので、

前駆陣痛は、

お産の始まりではありません。

ときに、

この前駆陣痛から、

そのままお産が

始まっていくこともありますが、

いずれにしても、

弱い陣痛

なのです。

最近は、

この前駆陣痛に

耐えられず、

この、

まだ分娩が始まっていない、

前駆陣痛の状態で、

「痛みに耐えられない。」と

入院を希望される産婦さんが

増えています。

前駆陣痛といえど、

初めての

産婦さんにとっては、

初めて経験する

子宮収縮です。

今までにない

強さで収縮するので、

強い陣痛と感じるかもしれません。

ですが、

まだ始まりともいえない

状態なんです。

特に、

お産に対する

不安や恐怖が強い方は、

パートナーが留守の間に、

一人で前駆陣痛を経験すると、

さらに不安と緊張が強まり、

不安→恐怖→疼痛→不安・・・・・・

のスパイラスになり、

痛みを強く感じられます。

お産を前向きに、

楽しみにしているか、

お産に不安や恐怖感があり、

緊張しているかによっても、

異なります。

さらに、

お産に対する

知識や準備が不十分だと、

これから始まる、

未知の体験に対する

緊張が増幅されます。

そして、

日常から

鎮痛薬を常用している方は、

痛みに対する閾値も低く、

このまだ弱い陣痛にも、

耐えられないんです。

基本、

陣痛は生理的な事なので、

陣痛に対して、

鎮痛薬を使用することはありません。

前駆陣痛の状態で、

入院しても、

子宮口は、

まだ閉じていたり、

1~2cmくらいの開大です。

特に、

病院が何かできることは、

ありません。

そして、

お産も始まっていないので、

ほとんど進むこともありません。

そうして、

1~2日が経つと、

結局、

医師と産婦さん、

ご家族の方が相談して、

「陣痛促進剤」を

使用することになりがちです。

「陣痛促進剤」が

悪いということではありません。

不用意に鎮痛剤を

乱用していると、

生理的な範囲の、

痛みにも耐えられずに、

自然なお産が

望めなくなってしまいます。

普段から鎮痛剤を服用していて、

ご自分の痛みの

閾値が低いと思われる方は、

痛みを緩和して、

リラックスするために、

より一層

お産に対する、

不安や恐怖を取り除くことが必要です。

そのためには、

お産に対しての

正しい知識と準備が必要ですよ

 

 

 

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