基本、

お産の日を決めるのは、

赤ちゃんだと言われています。

赤ちゃんが、

胎外に出たくなると、

あなたに信号を送って、

陣痛を、

起こしてもらいます。

その陣痛で、

押し出してもらって、

この世界に生まれてきます。

陣痛の強さも、

ある部分、

赤ちゃんがコントロールしています。

昨日、

お話しをしたように、

あなたに体力がないと、

赤ちゃんが、

早く生まれたいと思っていても、

効果的な陣痛が起こりにくいです。

でも、

それらの理由だけでなく、

陣痛が弱くなる事があります。

赤ちゃんが、

ゆっくりと産まれたい時です。

赤ちゃん自身にも、

個性はあります。

のんびりな赤ちゃんや、

慌てん坊な赤ちゃんなど様々です。

ただ、

そんな赤ちゃんの性格だけの、

問題ではなく、

ゆっくり生まれないと、

いけない事情の時もあります。

その中の、

一つの事情として、

赤ちゃんのお首などに、

お臍が巻いているときなどです。

赤ちゃんのお首などに、

お臍が巻いていることは、

決して珍しい事ではありません。

ですが、

お首にお臍が巻いていると、

お産の時に、

大問題になることがあります。

赤ちゃんが、

産まれるたびに、

下がっていくことで、

お臍の反対側が、

胎盤に固定されているために、

赤ちゃんと胎盤の距離が、

離れていくたびに、

お首に巻き付いているお臍が、

赤ちゃんのお首を絞めつけるように

なってしまいます。

そうなると、

お産で赤ちゃんが進むたびに、

赤ちゃんは、

段々ときつく、

お首を絞められるので、

酸欠状態になり、

とても苦しい状態になっていきます。

お産が進んで、

胎盤から遠くなればなるほどに、

さらに、

お臍がきつく絞まります。

なので、

強い陣痛で、

お産がどんどん進んでいくと、

赤ちゃんは、

自分自身が苦しくなるので、

陣痛を弱めて、

ゆっくりと進むように、

加減をします。

そうすると、

どうなるのか・・・・・・

不思議なことに、

お臍は、

真っ直ぐなひも状ではないんです。

なんと、

お臍はくるくると、

捻転と言って、

捻じれています。

螺旋状にコルクが

巻いているようにな感じです。

ですから、

その捻じれをほどいて、

真っ直ぐに伸ばしていくと、

長く伸びるようになっています。

これが、

ゆっくりとしたお産にする、

理由なんです。

赤ちゃんは、

陣痛を弱めて、

ゆっくりと進んでいくことで、

お臍の捻じれをほどいて、

段々と、

お臍の長さを伸ばしながら、

そうして、

お首がきつく絞まって、

苦しくならないようにしながら、

産道を進んでいくんです。

なので、

お首などにお臍が巻いていて、

時間がかかって

お産になった赤ちゃんのお臍は、

その捻転(ねじれ)が、

ほとんどなくなっていて、

お臍の長さが

長くなっていることが多いです。

通常なら、

約50cmくらいのお臍の長さが、

70cmとか、

80cmとかまで

長く伸びていることおあります。

お首にお臍が巻いていなくても、

お臍の長さが短い時なども、

同様です。

こうして、

赤ちゃんが加減をして、

陣痛を弱めている時に、

陣痛が弱く、

お産がなかなか進まないと、

「微弱陣痛」という、

診断がついて、

陣痛促進剤などを、

使用することがあります。

もう、

おわかりですね。

陣痛を強めることは、

赤ちゃんの意に反しているんです。

赤ちゃんにすると、

きっと驚きだと思います。

陣痛を弱めてもらうように、

お母さんに信号を送っているのに、

逆に、

どんどん強くなっていくんです。

結果はどうでしょうか。

確かに、

お産の進行としては、

有効な陣痛が来て、

どんどんお産は進んでいきます。

ですが、

途中で赤ちゃんが、

大きなストレスにさらされます。

そして、

赤ちゃんの心拍が下がって、

赤ちゃんが

どんどん苦しい状態に

なっていきます。

そうなると、

赤ちゃんを胎外に

早く出さないといけない状態になり、

子宮口が全開していれば、

吸引分娩になったり、

そうでなければ、

帝王切開術になることもあります。

陣痛促進剤は、

それを必要としている時には、

赤ちゃんとお母さんを

助けてくれる、

とても良い薬剤です。

ですが、

必要としていない時には、

かえって害になってしまいます。

陣痛が弱い時や

弱くなったからと、

すぐに陣痛促進剤を

使用するのではなく、

本当に必要かどうかを、

赤ちゃんとも相談しながら、

決めていくことが必要です。

陣痛促進剤を勧められた時に、

注意するポイントがあります。

それについては、

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