赤ちゃんの大冒険は、

赤ちゃんが外に出ると、

決心をした時、

お母さんにその信号を送り、

それをキャッチしたお母さんの、

陣痛によって始まります。

Blog:「お産は人生最大の大冒険:陣痛編」はこちらから

赤ちゃんは、

陣痛が始まると、

骨盤を通るのに、

頭の形を変え、

4回の回旋をして、

試行錯誤、

工夫を重ねながら、

やっと

通り抜け出ます。

まずは、

第一回旋。

「妊娠・出産・赤ちゃんDear Mom」さまより)

赤ちゃんは、

狭い骨盤の中を、

自分の頭の周囲径が、

一番小さいところで、

通れるように考え、

顎をぐっと引いた

姿勢になって、

後頭部の部分で、

骨盤の入り口に入っていきます。

骨盤は、

入り口よりも、

出口付近に一番狭い難関があります。

ですから、

入り口を入る時に、

この、

顎をしっかり引いて、

小さい部分で入らないと、

出口で立ち往生する事に、

なってしまうんです。

最近の、

産婦さん方は、

骨盤が緩んでいる方が多く、

赤ちゃんが顎を引かなくても、

余裕で、

骨盤の入り口を入れるために、

赤ちゃんは、

油断してしまいます。

「わぁ~!

この入り口は広いから余裕だなぁ‼」

と、

顎を引かずに、

そのまま入っていまします。

そうすると、

出口のところで、

立ち往生して、

「えぇ~~!うっそ‼

なんでこんなに狭いのーーー!!!

通られへんやんあせる

と、

身動きがとれなくなり、

分娩停止となることが多いです。

次に、

第二回旋です。

基本的に、

お母さんの骨盤は、

何故か、

入り口が横長で、

出口が縦長の形をしています。

そして、

赤ちゃんの頭は、

縦長の形なので。

赤ちゃんは、

お母さんの骨盤の中を、

90度回転をしながら、

通り抜けなくては行けません。

入り口では、

横向きの姿勢になって、

入っていきます。

誰にも、

教わっていないのに、

赤ちゃんが自分で考えて、

90度回転しながら、

生まれてくるんです。

とても窮屈で、

ギリギリのところで、

やっと、

通れるくらいの、

狭くて硬い骨盤のトンネルを、

頭から、

突き進んで行かなくてはなりません。

その時の、

お母さんの骨盤に、

歪みがあれば、

当然、

周りにくくて、

止まったり、

いびつに出ている、

骨盤の骨に引っかかったり、

とにかく、

スムーズには行きません。

赤ちゃんは、

お母さんのお尻側に向く

回転をしないといけないんですが、

骨盤が歪んでいたり、

変にゆるんでいると、

勘違いをしてしまい、

お母さんのお腹側に向くように、

逆向きに回転してしまいます。

こうなると、

また赤ちゃんは、

骨盤の中で立ち往生してしまいます。

さらに、、

赤ちゃんの頭が進む先を、

誘導してくれるのも、

お母さんの骨盤です。

お母さんの脊椎から続く、

仙骨~尾骨を、

道しるべに進んでいきます。

この、

仙骨や尾骨に、

歪みがあると、

赤ちゃんの進行方向が、

微妙にずれていきます。

骨盤の出口に

まっすぐに向かわずに、

斜めにゆがんで、

誘導してしまうのです。

そのために、

赤ちゃんの頭の角度が、

変わり、

赤ちゃんの頭の

一番小さい部分で、

骨盤を通ることができずに、

またまた、

骨盤を通り抜けるのが

困難になります。

お母さんの、

骨盤の歪みは、

赤ちゃんのスムーズな回転を、

邪魔して、

赤ちゃんの誘導する向きも、

間違えて、

赤ちゃんを、

混乱させ、

結果お産が長引くことになります。

次は、

第3回旋です。

これは、

赤ちゃんの頭が、

ほとんど骨盤を抜け出て、

顎を引いて、

うつむいていた姿勢から、

お母さんの恥骨を支点にして、

てこの原理で、

頭を伸展させます。

この、

頭が伸展した時には、

赤ちゃんの頭は、

無事にお母さんの会陰から、

出ている状態になります。

しかし、

ここでも問題が生じる時が、

あります。

骨盤の

恥骨と尾骨の間が狭いと、

なかなか通り抜けられません。

尾骨が内に曲がっていたり、

仙骨の角度が悪いと、

この部分が狭くなります。

狭いこの部分を、

無理矢理通ると、

赤ちゃんの頭で、

お母さんの恥骨が離開したり、

時には、

尾骨が折れることもあります。

それほどの力が

かかるのですから、

赤ちゃんの頭にも、

強い負荷がかかり、

赤ちゃんも相当に痛いはずです。

最後に、

第4回旋です。

赤ちゃんは頭が出ると、

今度は横長の肩が、

縦長の骨盤出口を、

出やすいように、

もう一度、

90度回転します。

そうして、

肩が骨盤を出て、

やっと、

長い過酷な冒険が

終了致します。

どうですか?

お産は

骨盤が整っていても、

赤ちゃんにとっては、

初めての道を開拓しながら、

進んでいくかなり困難な旅です。

しかし、

その骨盤に問題があれば、

どれほど過酷なものに

なるでしょうか。

あなたが、

楽なお産をしたいように、

赤ちゃんもまた、

楽に生まれてきたいはずです。

ご自分の、

骨盤が整っているか

どうかを確認して、

赤ちゃんが通りやすい骨盤に、

整えてあげましょう。

骨盤(腰)はお体の要です。

ご自分のためにも、

赤ちゃんのためにも、

健康のためにも、

妊娠のためにも、

気持ちいいお産のためにも、

しっかり整えておきましょう

 

 

 

 

 

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