何か大きなことに挑む前には、
必ず「本番さながらの練習」を
しますよね。
たとえば、
野球やサッカーなら、
実戦形式の練習試合。
マラソンなら、
本番の距離に近い
長距離の調整ラン。
バレエやピアノ、
演劇やコンサートなどでも、
リハーサルは欠かせません。
それは——
本番で、
最高のパフォーマンスを
発揮するため。
自分を信じ、
落ち着いて挑むためです。
ならば、
お産も同じです。
初めてのお産は、
平均で12〜15時間かかります。
確かに、
そのすべてを本番通りに
再現するのは難しいかもしれません。
でも、
陣痛の始まりから、
病院や助産院への移動、
お産の場での過ごし方、
そして子宮口が
どのくらい開いている時に、
あなたはどんな状態で、
どんな気持ちで過ごしているか。
どんな呼吸をしていて、
どんな言葉をパートナーと
かけ合っていて、
赤ちゃんはどんな表情で、
どんな思いで
生まれてこようとしているのか。
少しずつでいいので、
その流れをひとつずつ、
丁寧に「イメージ」してみてください。
・どんな体勢でいるのか
・どんな服を着ているのか
・どんな音楽が流れているのか
・香りや照明の雰囲気はどうか
そして、
できれば数時間かけて、
赤ちゃんが生まれて、
胎盤が出てくるまでを、
本番のように
“通し稽古”してみましょう。
一度だけでなく、
数回できるとさらに安心です。
ヒプノバースや呼吸法、
リラックスの練習も
もちろん大切です。
でも、
それを「本番の中でどう活かすか」を、
まるで舞台の
全体リハーサルのように
組み立ててみると、
心の準備が
グッと整ってきます。
そして、
いざ陣痛が始まっても、
「あ、これは練習でやった通りだ」と
思えることで、
あなたも、
パートナーも、
赤ちゃんも、
安心して穏やかに
お産に臨むことができるはずです。
それが
リラックスの第一歩です。
そして、
「気持ちいいお産」への一歩です。
あなたと赤ちゃんの
素晴らしい一日を、
心から応援しています
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