一般的に女性は、

男性に比べて便秘になりやすく、

便秘の方が多いです。

妊娠前には、

便秘になったことのない方も、

妊娠後に、

便秘になることはよくあります。

妊娠による、

便秘の原因として、

・ホルモンバランスの変化

・自律神経の変化

・つわりなどによる食生活などの変化

・運動不足

・子宮が大きくなることによる

胃腸への圧迫

・妊娠による生活の変化に伴う

疲労やストレス

など、

様々な原因があります。

では「便秘」とは、

一体どういう状態なのでしょうか?

案外、

自分で自覚なく、

便秘の方も多いようです。

「便秘」とは、

「排便の回数や便量が減ること」

(日本消化器病学会)

とあり、

便秘の診断基準としては、

「下腹部膨満感」

「排ガス量」

「排便回数」

「残便感」

「排便時の肛門の痛み」

「排便量」

「便の性状」

などを複合的に捉えたものと

されています。

ですから、

毎日排便がある方でも、

残便感が伴ったり、

排便時に痛みを感じたり、

腹部に不快を感じていたりすると、

「便秘」と捉えられます。

便秘は、

とても多くの方が経験しているために、

一般的なものとして、

捉えがちで、

「体にとっては良くない」

とわかっていても、

深刻にとらえる方は少ないです。

私は、

今までの臨床経験の中で、

便秘による、

大きな問題をいくつか経験しています。

一つは、

慢性の便秘の方が、

強固な便が腸にある状態で、

お産に至ったために、

その硬い便が原因で、

会陰のⅣ度裂傷に至った方です。

会陰Ⅳ度裂傷と言うのは、

会陰裂傷が肛門括約筋を超えて、

肛門粘膜や直腸粘膜にまで、

裂傷が及ぶもので、

産後の排便にも

大きく影響を与えます。

二つ目には、

長期の便秘のため、

便が硬くなり、

自力では排便ができなくなって、

助産院に来院された、

妊娠後期の妊婦さんです。

便意はあって、

何度もトイレで気張るけど、

いくら気張っても、

全く便が出ずに、

苦しくて来院されました。

私が、

直腸診をしようとすると、

肛門にカチカチの便が、

少し顔を出している状態でした。

私と妊婦さんと、

一緒にトイレに入り、

私が「摘便」を

させて頂きました。

「摘便」とは、

肛門から指を入れて、

便を摘出させます。

硬い便を、

少しずつ少しずつ、

指で掻き出していきます。

カチカチなので、

なかなか掻き出せずに、

長時間かかったのを思い出します。

三つ目には、

激しい腹痛のため、

動けなくなった妊婦さんが、

救急車で搬送されてきました。

その腹痛の原因は、

便秘によるものだったのです。

幸い、

赤ちゃんや妊娠経過には、

異常はなく、

排便をして、

無事に退院されました。

たかが便秘と思いがちですが、

便秘が大惨事になることもあります。

これらの私の、

体験は珍しい事ですが、

ここまででなくても、

便秘による体への害は、

とても数多くあります。

便秘の体への、

恐ろしい害については、

次回にお話しさせて頂きます

 

 

 

 

 

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