年々、

帝王切開術は増加傾向にあって、

今や5人に1人は、

帝王切開術でお産をされています。

腹式帝王切開術は、

いうまでもなく、

お腹を切って、

外科的な手術によって、

お産をすることです。

ですから当然、

お腹にお傷ができて、

その跡が残ります。

帝王切開術の場合、

赤ちゃんをお腹から出すことが

目的ですので、

赤ちゃんの頭が出る大きさ、

すなわち、

10cmは、

お腹を切ることになります。

そのお傷の跡を、

どう感じるかは人様々です。

手術というお産方法に、

勇気を振り絞って、

臨んだあなたと赤ちゃんの、

勲章の傷跡とも言えます。

ですが、

その傷跡を、

気にされる方もおられます。

いずれにしても、

できれば目立たなくて、

綺麗なお傷跡の方が

よくはないですか?

なぜこんなことを言うかと

言いますと、

帝王切開術のお傷跡も、

出産場所によって、

全く異なるからです。

もちろん、

お産の過程で、

緊急帝王切開術になる場合には、

想定外なので、

致し方がない部分もありますが、

予定の帝王世界術の場合、

あなたが、

帝王切開術になると

わかっている場合には、

出産場所を吟味することで、

そのお傷跡の状態は、

全く変わります。

まず、

お腹を縦に切るのか、

横に切るのか。

これだけでも、

お傷の目立ち方は、

異なります。

おわかりだと思いますが、

横切りだと、

下着に隠れる部分になりますし、

裸の場合でも、

お腹の横のシワなどに隠れて、

それほど目立つことはないです。

次に、

縫い方です。

美容的なことを

考えてくれている出産場所ですと、

縫うための針と糸も、

形成外科で使用するような、

とても細かいものを使用されます。

縫い方も、

細かく丁寧に縫って、

最後の皮膚は縫いません。

皮膚に縫った跡が残らないように、

針と糸を使わずに、

テープなどで固定することが

多いです。

その後の、

処置の仕方も変わってきます。

出産場所によっては、

傷跡がケロイド化しないように、

それを予防するための、

お薬を出すところも、

ありますし、

傷跡が残りにくいように、

その後のテーピングを

してくれたり、

その方法を

教えてくれるところもあります。

ですが、

美容的なことを、

全く考えない出産場所では、

そういった配慮がないのが、

当たり前です。

もちろん、

お傷の跡がどのような状態になるかは、

医療者の技術や気配りだけでなく、

あなた自身の体質や、

手術をした時の状況、

術後の経過などにもよります。

また、

何よりも優先されるべきは、

あなたと赤ちゃんの安全なので、

そこが第一義的だということは、

間違いありません。

しかし、

お腹を縫うのは、

帝王切開術の、

一番最後になります。

もう、

赤ちゃんは産まれていて、

あなたの状態も、

よほどのことがなければ、

安定していることがほとんどで、

慌てることなく、

時間をかけてゆっくり、

縫える状態であることが多いです。

帝王切開術のお傷跡が、

良いとか悪いとかを

言っているのではありません。

お傷跡が気になる方、

どちらかといえば目立たない方が

良いと考える方には、

予定の手術であれば、

出産場所を選択することからが、

大切です。

そして、

可能であれば、

横切りを希望いたしましょう。

あとは、

手術後のあなた自身ができる、

お手当てもあるので、

それをご自分でしていくことです。

ご自分でできるお手当てについては、

次回にお伝えいたしますね

あなたが今まで以上に、

楽しく・美しく・自分らしく過ごせますように*:..。o○☆゚・:

最後まで読んでくださり、
ありがとうございましたo(^-^)o