先日の当直でのお話です。

前日に前期破水で入院され、

陣痛促進剤をMAXまで、

使用しているのに、

全然、

陣痛が強くならず、

お産がとても難航した

初産婦のAさま。

Aさまは、

陣痛がとても弱く、

なかなか進まずに、

苦戦でした。

まさしく、

先日お話しした通りに、

客観的には、

とても弱い陣痛なのに、

Aさま自身は、

緊張から、

とても痛みを感じており、

朝から、

ご飯も食べられず、

飲み物も飲めず、

おトイレさえも、

動けないからと、

「導尿」と言って、

管を入れて

排尿させてもらっていました。

私が、

受け持たせていただいた時も、

何も食べれないし、

飲めないし、

動けないと。

なので、

導尿をして欲しいと、

希望されました。

そして、

「早く、

何とか産ませて欲しい!

もう、

無理です!!」

と、

悲痛な声で、

叫ばれます。

とても力が入っていて、

全身が緊張しています。

もう、

マインドが

依存になっています。

Aさまが産まないといけないのに、

「産ませて欲しい!」

と・・・・・・。

これでは、

良いお産はできません。

はっきり言って、

私は厳しいです。

尿を管では取りません。

だって、

動こうとしていないだけで、

動ける状態だからです。

そして、

お産を進めるには、

動くことも大切です。

また、

お食事はできなくても、

カロリーのある、

水分はとっていただきます。

とにかく、

まずはマインドを

変える必要があります。

「私が産むんだ!」

と。

マインドを変える、

特効薬は「他人のため」

です。

人は自分のことより、

他人のための方が、

より頑張れることが多いです。

ましてや、

我が子のためとなると。

産婦さんはよく、

お産を自分ごととして、

頑張れなくなります。

ですが、

赤ちゃんのためとなると、

多いに頑張ります。

なんのための陣痛か?

決して、

あなたを苦しめるための

ものではないんです。

一人では

進み出ることのできない赤ちゃんを、

後押ししてあげているのが

陣痛です。

陣痛がないと、

赤ちゃんは自力では、

1cmも先に進むことは

できないんです。

そうです。

陣痛は赤ちゃんが

先に進むために必要なもので、

赤ちゃんのためのものです。

お産も育児の一つです。

赤ちゃんのためとなると、

他人に依存なんかしてられません。

Aさんもそれからは、

マインドが前向きに変わったのか、

私の厳しさに観念したのか、

前向きに頑張られました。

「動けない!」

「何も口に入れたくない!」

と、

おっしゃっていたのに、

ちゃんとおトイレに行き、

アップルジュースを少しづつながら飲み、

弱音を言わなくなりました。

そうすると、

「なんか、

さっきより楽になりました!」

と、

表情も和らいでいます。

陣痛促進剤は

増やしていっているのに、

穏やかになりました。

本当にマインド一つで、

大きく変わります。

最初から緊張がなければ、

叫ぶほど痛い思いも

しなくてよかったのに・・・

無事、

お産を終えた後、

「頑張れました!」

と満面の笑顔でした。

今のあなただと、

どんなお産になりますか?

お産の準備は、

できていますか

 

 

 

 

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