あなたの体は、完璧にできている

私たちの「体」というのは、
本当に不思議で、

驚くほどよくできています。

あなたは、

ご自分の体のことを、
どれくらい知っているでしょうか。

毎日共に過ごしているのに、
意外と知らないことが多いのが

“自分の体”です。

今日はそんな体の神秘を、
助産師の視点から少しお話しします。

子宮は、あなたの中にある宇宙

突然ですが、
あなたはご自分の子宮を

触ったことがありますか？

「え？　そんなの無理でしょ」と

思う方も多いでしょう。

けれど実は、
子宮の“入り口”である子宮口は、

膣の中にあるため、

ご自分でも触ることができるのです。

膣から指を

ゆっくり奥に入れていくと、

コリッとした硬い部分に

触れることがあります。

それが子宮口です。

普段はしっかり閉じていて、
硬く、

指が入らない状態です。

お産をしたことのない方なら、
指1本すら通らないほど、

しっかりと閉じています。

けれど、

お産の時には・・・

この子宮口は

驚くほど柔らかくなり、

赤ちゃんが通れるように、

なんと10cmも開いてくれるのです。

体は、

ちゃんと「その時」が来たら、

自分の力で開くようにできているんです。

本当に、

神秘的ですよね。

会陰も子宮も、「伸びる力」を秘めている

お産のとき、
赤ちゃんは会陰部を通って生まれてきます。

会陰部はとても伸ばされるため、
裂傷や切開を必要とすることもあります。

そのため「痛そう」「怖い」と

感じる人も多いでしょう。

でも、実は・・・

会陰も、

そして子宮口も、

自然に柔らかく伸びる力を持っています。

お産のとき、
あなたがリラックスして

力を抜けていれば、

体の仕組みとして

ホルモンが分泌され、

信じられないほど

しなやかに伸びるのです。

これは

お産のときだけではありません。

妊娠中、

子宮もお腹も、
すでに何倍にも伸びていて、

赤ちゃんを

包み込む準備をしてきています。

つまり、

あなたの体は、

とても驚くほど

フレキシブルに変化できる体なのです。

自分の体を信じて、お産を楽しむ

お産のとき、
あなたの体は最大限の変化を遂げて、
とてつもないパワーを発揮します。

それは、

あなたという「小宇宙」が
命を生み出すために働く瞬間です。

自分の体を信じて、
その変化を感じ、

味わってください。

不安や緊張で体を

硬くするのではなく、

自然の流れに

身を委ねてみましょう。

あなたの体は完璧です。

あなたの中の自然の力を信じて、
赤ちゃんと二人三脚で

お産という冒険を楽しんでください。

自分の体の素晴らしさを感じ、
自分を信じること。

そこから、

“気持ちいいお産”は始まります

 

 

 

 

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