妊娠すると、
時期の差はありますが、
ほとんどの方が、
腰痛を訴えるようになります。
その原因はさまざまですが、
大きく分けると、
次の3つがあります。
一つは、
リラキシンという、
関節や靭帯などをゆるめるホルモンの分泌です。
これは、
お産の時に、
骨盤の関節をゆるめて、
赤ちゃんが、
骨盤を通りやすくするために必要な、
大切なホルモンです。
昔の方は、
妊娠中から
このホルモンが分泌しても、
骨盤周囲の筋肉や靭帯が、
しっかりと骨盤を支えていてくれたので、
骨盤が緩むということは、
ありませんでした。
しかし、
近年では、
下半身の筋力が衰え、
骨盤をしっかりと
支えることができすに、
通常よりも、
骨盤周囲の筋肉、
要するに腰の筋肉に、
過度の負担が
かかってしまいます。
そのために、
腰痛が起きます。
二つ目は、
そのリラキシンのために、
骨盤の関節が緩むことで、
骨盤が、
歪みやすくなります。
そんな状態の時に、
左右や前後の
バランスを崩すような、
日常生活での
偏った習慣があると、
骨盤は歪み、
そのために骨格も歪み、
その歪みが、
さらに骨盤を歪めます。
骨格の歪みは、
神経を圧迫したり、
体の血流を悪くしたり、
筋肉に負荷をかけたり、
内蔵の状態を悪くしたりと、
様々な体の不調の原因となり、
それが、
腰痛の原因となります。
3つ目に、
日に日に大きくなっていく、
赤ちゃんに伴い、
せり出してくるお腹の、
影響です。
お腹が前に
突き出て来ることで、
人によっては、
前傾姿勢になったり、
逆に、
反り気味になったりとありますが、
正しい姿勢に
なっていないことで、
体の重心の位置が変わり、
腰への負担が大きくなるために、
腰痛の原因となります。
これらの腰痛は、
セルフケアによって、
予防ができたり、
改善できるものです。
正しい姿勢と、
骨盤を整え、
ご自分で骨盤ケアできると、
全く違う状態になります。
妊娠したら、
腰痛は当たり前とあきらめずに、
快適なマタニティライフを
過ごすために、
そして、
安産のためにも、
骨盤ケアを取り入れてくださいね。
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