妊娠する前から、

どんなお産をしたいか、

そして、

どこでお産をしたいか

など考えておられますか？

出産場所選びは、

どんなお産をするかに、

とても大切です。

その時に、

「里帰り」

にするのか、

しないのかの選択も、

大切だと思います。

 

現代では、核家族化のため、

産後のサポートが、

不足しているため、

里帰りでお産される方も、

多いです。

産後に、

育児経験者である、

母親がいる実家で過ごすのは、

育児のアドバイスを

受けられるのと、

家事を

してもらえることから、

産後のお母さんにとっては、

確かに良いことだと思います。

ただ、

反対に、

核家族だからこそ、

産後すぐから、

お父さんも赤ちゃんと、

一緒に過ごすことが大切です。

里帰りを

お父さん側から考えると、

立ち合い分娩ができなくなり、

出生後すぐの、

かわいいわが子と

分離されることになります。

男性は、

女性と違って、

当たりまえですが、

妊娠・出産を自身では

体験できません。

ですから、

父親になるスイッチが、

母親よりも入りにくく、

遅れると言われています。

そのスイッチが

入りやすいのが、

劇的な体験である、

お産の立ち合いです。

そして、

もう一つが、

生後すぐから、

わが子と過ごす時間です。

この時に、

父親の自覚が、

大きく刷り込まれると言われます。

また、

これらの体験を、

経験した父親の方が、

育児を積極的にされるという

報告もあります。

しかし、

里帰り出産を選択されますと、

場合によっては、

父親スイッチの入りやすい、

この大事な二つの経験が、

全くできなくなります。

ですから、

出産場所を考える時には、

パートナーのことも考えて、

選択する必要があります。

できれば、

里帰りではなく、

実家の母親に、

１か月ほど泊まり込みで、

自宅にお手伝いに

来ていただくということも、

選択肢の一つと考え、

そうできる状況を、

妊娠前から、

計画しておかれるといいでしょう。

里帰りをされる場合には、

パートナーも一緒に、

実家で過ごすか、

できるだけ、

頻回に通えるように、

計画をしておきましょう