先日の当直で、

久しぶりにフリースタイルで、

お産を介助させて頂きました。

3人目の産婦のA様で、

1人目と二人目は、

分娩台でお産をされたそうです。

1人目・二人目ともに、

分娩台の上で絶叫で、

暴れまくっていたそうです(本人談)。

「痛くて、痛くて・・・!」

「陣痛だけでなく、

仰向けで腰も痛いし、

動けないと思うと、

余計に動きたくなって・・・!」

「じっとなんて、

してられませんでした!」

と、

話されていました。

そんなこともあり、

今回は自由に動きたいと、

フリースタイルを、

選ばれました。

お産の時に、

どんなスタイルで過ごそうかと、

ご主人様と、

話しておられて、

「四つん這いがいいかな」

と、

決められていました。

フリースタイルは、

その言葉のままで、

自由なスタイルで、

お産をします。

ですから、

まだお産になる状況でない、

今から決めておくものではなく、

その時になると、

ご自分の体が、

勝手に決めてくれるものです。

その時に、

ご自分にとって、

一番楽なスタイルを

勝手に体がとる様になります。

そのことを説明すると、

「そうなんですね!」

「どうなんねんやろう!」

と、

楽しみな様子でした。

陣痛がきている間は、

横向きが楽だと、

終始、

横向きで過ごしておられました。

順調にお産が進み、

いよいよ、

赤ちゃんが下がってきて、

きばりたい感じも

出て来ています。

お股の間からは、

陣痛発作時には、

赤ちゃんの頭が、

見え始めて来ました。

さあ、

いよいよお産になる時、

このままの横向きで良いか、

スタイルを変えたいか、

尋ねると、

四つん這いになろうかと、

ちょっとの間悩まれて、

「このままが楽です!」

と、

横向きのままで、

お産の準備をすることに。

途中で、

スタイルを変えたければ、

それも大丈夫な事、

動きたければ、

動いてもいいことを伝え、

お産の準備に。

ご主人様の肩を借りて、

そこに産婦様の片足を乗せて、

股間が開く様にします。

お産のマットを敷いて、

準備完了。

前回の2回のお産では、

絶叫で暴れまくっていたと、

仰っていましたが、

とても穏やかに、

上手に呼吸をしながら、

陣痛の合間には、

ご主人様とジョークも話し、

そうこうしているうちに、

赤ちゃんの頭が出て、

スムーズにお産が終了しました。

お産の時に、

暴れるどころか、

ほとんど動くこともなく、

お産を終えられました。

横向きのスタイルだと、

仰向けとは違って、

会陰部に、

それほど負担がかかりません。

ですから、

3348gの元気な、

お嬢ちゃんでしたが、

会陰のお傷もなく、

お産の出血も少量でした。

A様自身も、

お産を終えて、

驚かれていました。

「分娩台と全然違う!」

「めっちゃ楽でした!」

「いつでも動けると思ったら、

案外、動かなくても良かったでした!」

「なんで、

一人目と二人目は、

分娩台で産んだんやろう!」

・・・・・・

あなたが、

フリースタイルで

お産をしたからと、

A様と同じ様になるとは、

限りません。

また、

お産のリスクがある方は、

分娩台が必要な事もあります。

ですがお産は、

分娩台でするのが当たり前ではない

ということを知って、

お産の方法を

選択していただきたいです。

知らないことは、

選択のしようもありません。

お産はどんなスタイルでも、

できるんですよ

あなたが今まで以上に、

楽しく・美しく・自分らしく過ごせますように*:..。o○☆゚・: 

最後まで読んでくださり、
ありがとうございましたo(^-^)o