お産を介助させていただいた、

赤ちゃんが、

回旋異常のために、

お母さんのお腹側を

向いて生まれてきました。

回旋異常のまま、

分娩が進行して、

赤ちゃんが

お母さんのお腹側を向いて

生まれてくることは割とレアです。

お産の経過の途中までは、

お腹側を向いていても、

途中で、

向が変わることがほとんどです。

介助させて頂いた赤ちゃんは、

2つの回旋に問題がありました。

一つ目は、

第1回旋をしておらず、

顎を引かずにそのまま、

骨盤に入ってきたこと。

二つ目は、

お母さんのお尻の方を向くように、

90度回転しないといけないのに、

真逆の、

お母さんのお腹側を向くように、

90度回転してしまったこと。

こんな状態で、

自然に生まれてきた赤ちゃんも、

産んだお母さんも、

とても頑張った

いいお産でした。

ところであなたは、

ちょっと不思議に思いませんか?

お腹の中にいる赤ちゃんが、

顎を引いていないとか、

回転する向きが、

逆だとかが、

どうしてわかるの?

と。

助産師だからといって、

もちろん、

お腹の中の赤ちゃんが

見えるわけではありません。

私達助産師は、

自分の手と指で、

それらを診断するんです。

まずは、

赤ちゃんの向きを確認するために、

お母さんのお腹を触らせて頂き、

赤ちゃんのお尻の位置、

手足の位置を確認して、

赤ちゃんの背中が、

どちらにあるのかを

両手を使って、

診察します。

そして、

内診をさせて頂いた時に、

赤ちゃんの頭蓋骨の、

骨の位置関係を確認して、

赤ちゃんが

顎を引いているかどうかや、

赤ちゃんがどこを向いているか、

赤ちゃんの骨盤への入り具合、

骨盤を通れるかどうか・・・・・・

などなど、

内診に使う、

2本の指で、

それらを診断致します。

分娩の経過を見る時、

内診で、

ただ子宮口の開きだけを

見ているわけではないんです。

助産師って、

内診させて頂く、

指2本に全神経を集中させて、

赤ちゃんの状態や、

お産の経過を診察しています。

赤ちゃんの頭蓋骨って、

前と後ろで骨の状態が違うので、

前後の確認ができるんです。

後ろ

(赤ちゃんの頭蓋骨です。骨がくっついていないので、骨と骨の間にすき間があり、その溝などで赤ちゃんの向きを確認します)

自然と診察しやすくなっている

と思うと、

なんだか、

不思議な感じがしますね。

今日は、

助産師の診察について、

少し語ってみました

 

 

 

 

 

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